最近のインターネットは、多くの生活に必要な情報を閲覧することができます。ネット環境があればその他の情報収集の方法が必要ないと言っても過言ではありません。しかし、情報が古かったり、間違えた情報が載っていることも多いです。日常生活の雑学を得るためなら、そのくらいの精度でも問題はないでしょう。しかし、お金のこととなれば困ります。
 今回は、ネットから投資の情報を得る時に気を付けたいことをお話します。

投資情報の選び方

 ネットから投資の情報を得る時に気を付けたいポイントを、以下のように5つ考えていきます。

  • 情報元
  • 最新の投資情報を見た後にマネをしない
  • 失敗談や成功談は気にしない
  • ネットニュースで勉強をしない
  • 投資の基本的な知識は曲げない

情報元

 これを気にするだけで、紛らわしい情報の多くを避けることができます。最終的にはご自身で好みの情報元を選ぶことになりますが、ここで言える信頼できそうな情報元と言えば、新聞や報道各社でしょう。例えば日本経済新聞、共同通信、ブルームバーグ、ロイターなど。ただ、情報の偏りや、外国語の日本語訳による情報のずれがあるので、注意が必要です。情報を得たら、他の情報と合わせて自分の情報としてまとめましょう。

情報選択の目安

 信頼できる情報元を選ぶ方法として、避けた方が良い危なそうな目安を以下にまとめておきます。(あくまで目安です)

  • 記者の個人の感想が入っている
  • 文面が俗っぽい(例えば、語尾に「ですます」ではなく「~だ、~である」などが使われている)
  • 情報に対して読者に行動を求めている(あなたはどうだろうか、あなたも記事と同じことをしているのではないか、など)

 このような記事を信頼する必要はありません。慣れてきたら娯楽として読んでみても良いでしょう(多くの人が持つ感想として参考になります)。

最新の投資情報を見た後にマネをしない

 〇〇会社が最安値(最高値)で、パニック売り(利益確定の売り)が・・・、という情報があったとします。こういう情報は、その企業に関する不利益(利益)な情報が語られているわけですが、こういう情報に流された売買は損をする確率が上がります。一時的な波で安易に売り買いしてはいけません。もちろん、これらを踏まえて自分の判断で売り買いすることは大事です。

 ちなみに、安値になった時に買って、高い時に売れば良いのでは?と思う人は多いと思いますが、これはとても難しい売買方法です。それができるなら、専業になった方が良いでしょう。これは「トレード(投機)」という手法です。チャートを見るだけなので簡単そうに見えますが、多くの知識・経験・精神力・情報収集能力を必要としますので、やめた方が良いです。ただし、実際にトレードで儲け続ける人がいることも事実です。

失敗談や成功談は気にしない

「退職金の3,000万円をすべて投資した後、株価が暴落し500万円損をした。」
「信頼して預けたのに詐欺だった」
こんなニュースを見たことはありませんか?これは、閲覧数を増やすための記事です(ウソの情報とは限らない)。成功談の記事もありますが、失敗談の方が多いです。成功談よりも失敗談の方が気になる人が多いので、記者が売れる記事を狙って書けば失敗談が多くなるのです。
 このような情報は他人事なので、これを読んで怖がる必要など一切ありません。こういう不安を煽る記事に振り回されてはいけません。

ネットニュースで勉強をしない

 投資の勉強はネットでも可能です。信頼できる発信元であれば、問題ありません。しかし、最新のネットニュースから学ぶ必要はありません。なぜなら、投資の基本は、大昔から変わっていないからです。
 「バビロンの大富豪」(ジョージ・S・クレイソン著/1926年・アメリカ)という名著があるのですが、これにはお金の貯め方と投資の基礎について書かれており、これは今でも通用する・・・というより、今もこの本に書かれた内容は変わっていません。バビロン帝国は紀元前に栄えた帝国で、今から大体3000年も前の話です。そんな時代からお金や投資の基本は変わっていないのです。それをわざわざ新しいニュースで学ぶ必要はないのです。それに、最近のお金や投資の話は多様化しているので、最近のニュースから学ぼうとすると、基本が見えなくなることでしょう。
 投資の勉強は、信頼できる情報元か、書籍を買って読む方が無難です。とは言うものの、情報は多様化しているので、選ぶのは大変なのですが・・・。ですので、なるべくこのサイトで基礎知識を得られるように作っていきます。

投資の基本的な知識は曲げない

 前述した投資の勉強を踏まえた話ですが、投資の基本は大きく変化するものではありません。どんなニュースがあったとしても、投資の基本は変わりません。目的を持った投資、成長を見込んだ投資、長期投資、分散投資、その他、です。そういう投資をしているのに、暴落や買い時などのネット情報を見て安易に売り買いしてはいけません。ネット情報に動かされないように、基本は崩さないことが大事です。

まとめ

 ネット情報だけで完結することができる現代。スマートフォンの普及で情報はお金の話以外に限らず身近になりました。しかし、情報に流されてしまって本質が見えなくなることは危険です。見聞きする情報だけで世の中が回っているという感覚は、持たないようにしましょう。